ABOUT
クロツラヘラサギについて
全長約70〜80cmの大型の水鳥。全身白色で、名前の通りへら状の黒い嘴と黒い眼先が特徴。繁殖期には冠羽と胸が黄色みを帯びる。近縁のヘラサギとは、眼先の黒い部分が嘴の付け根まで広くつながる点で見分けられる。朝鮮半島西岸や中国東北部沿岸の離島で繁殖し、台湾・香港・中国南部・日本などで越冬する。世界的な生息数は1990年代初頭に300羽ほどまで減少したが、保護の取り組みにより回復が進み、2025年の国際一斉調査では7000羽を超えた。日本国内でも九州を中心に飛来数が増加傾向にあり、奄美大島でも冬から春にかけて干潟などで観察されている。2020年に種の保存法の国内希少野生動植物種に指定され、捕獲・譲渡が禁止されている(天然記念物の指定は種そのものではなく、鹿児島県内の一部生息地に対するもの)。IUCNレッドリストでは2025年前後に絶滅危惧IB類(EN)から危急種(VU)へ引き下げられた。
SAFETY
観察するときの注意
奄美の生き物は、写真におさめて楽しみましょう。生き物によっては、法律や条例で捕獲・採集・持ち出しが禁止されています。国立公園内の特別保護区では、採集そのものが禁止されているエリアもあります。それぞれの生き物のページで注意事項を確認し、訪れる場所のルールも事前に確認してから観察してください。
野鳥は捕まえて持ち帰るようなものではなく、驚かせずに観察・撮影を楽しむ生き物です。十分な距離を保ち、鳴き声の再生(プレイバック)や餌で呼び寄せることは避けてください。営巣中や繁殖期は親鳥やヒナが特に敏感で、近づいたり物音を立てたりすると抱卵放棄や巣立ちの失敗につながるおそれがあります。夜間の撮影ではストロボや強い照明の使用を避け、営巣場所が特定できる情報をSNS等で公開しないようにしましょう。
この生き物は「捕獲・譲渡禁止(国内希少野生動植物種)」に該当します。法律により捕獲・採集・譲渡が禁止されています。










